パカリ

PACARI

Pacari(パカリ)は、エクアドルのチョコレートの歴史を変えるために立ち上がったサンティアゴペラルタとカーラによって2002年に設立された家族経営のチョコレート会社です。

カカオの産地でありながら自国ではチョコレートが生産されていないという当時の状況を知り、2人は農家の人たちと力を合わせカカオを栽培し、自らの手で加工し純自国産のチョコレートを作りあげたのです。

パカリの最大の特徴は「Tree to Bar」。原産地のカカオの木からチョコレートバーになるまで一貫して取り組む製造方法です。また、オーガニック農業の学校を作るところからカカオ生産の改良を手助けし、フェアトレードで通常の1.5倍〜2倍の価格でカカオ豆を農家から仕入れて生産者の生活向上に寄与しています。

Pacariは地元の言葉(ケチュア語)で「自然」を意味します。それは天然100%オーガニックチョコレート*であることを表しており、カカオが育つ地球にも、生産者にも、消費者にも、パカリに関わる全ての人にとって優しく、そして最高の製品を追求すると共に、人々の健康を保証しています。

*PACARI社は、アメリカのUSDA ORGANIC認証と、ヨーロッパのBIO認証を取得しています。(日本の有機JAS認証は取得していません)

PACARI
PACARIのタブレット
PACARIのタブレット
PACARIのタブレット

パカリには11種類のタブレットがあります。「人にそれぞれ個性があるようにカカオ豆にもそれぞれ味の個性があります。地域ごとに微妙な風味の違いがある。雨が多く日照時間が少ない地域の「エスメラルダス (Esmeraldas) 60%」。クラシックなチョコレートの味でフルーティーな印象があり、キャラメルの風味もあります。赤道に近い砂漠地域の「マナビ (Manabi) 65%」。ジャスミンのようなフローラルな香りとともにナッツのような香りも感じられます。2012年に「インターナショナルチョコレートアワーズ」の金賞を受賞した「ロー (Raw)70%」は、鮮やかな赤い果実の風味とともに抹茶のようなグリーンな香りがある、カルダモンなどスパイスの風味が口の中に広がります。この「ローチョコレート (Raw Chocolate)」は、カカオ豆の発酵中や工場での加工を最低限にすることで、カカオが本来持っている生命力やフラバノールなどの栄養成分、そして風味を損なわないように作られています。

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サンティアゴペラルタ
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2002年:サンティアゴペラルタと妻のカーラとともにPACARIを立ち上げる。

    3,500以上のカカオ農家との直接取引や、オーガニック農業の学校を作る。

2012年:ロンドンで開催される「インターナショナルチョコレートアワーズ」で金賞受賞。

    以降5年連続受賞。

2013年:FCIAによって南米人として初めて、最も優れたチョコレートメーカーに選ばれる。


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