
ボンボンショコラ
Bonbon de chocolat、Bonbon au chocolat、ボンボンはフランス語で”ひと口サイズの砂糖菓子”です。ベルギーでは「プラリーヌ」、スイスのドイツ語圏では「プラリーネン」とも呼ばれています。ボンボンショコラは、一般的には中身をシェル(チョコレート等の殻)で覆った構造。中身にはガナッシュやプラリネなど様々な種類があり、チョコレートで覆うことで保存性が高まります。製法としては中身を基準に外郭をコーティングするフランス方式と、チョコレートの器に中身を注入するベルギー方式があるようです。ボンボンショコラの中身にはガナッシュ(刻んだチョコレートに温めた生クリームを混ぜ合わせ、なめらかなクリーム状に仕上げたもの)やプラリネ(砂糖を煮詰めてカラメル状にした糖液を、ローストしたアーモンドやヘーゼルナッツにかけたもの)、キャラメルなど様々なものがあります。中身にはこの他に、マージパン(marzipan:ローストせずに蒸した皮むきアーモンドと砂糖を1:2や2:1などの割合で一緒に挽き、ペースト状にした素材)、ヌガー(砂糖と水、はちみつ等を低温でカラメル状に煮詰めたシロップに、ナッツやドライフルーツ等を加えて固形にしたもの)などがあり、近年ではパティシエのアイデアや新たな取り組みにより、ハーブやスパイス、味噌や醤油などの調味料、柚子、抹茶、山椒、わさびなどを使う事例も増えてきました。